少し遅くなりましたが、新大久保・光線劇場終演御礼と御代田直樹監督によるYouTubeライヴ映像

10月3日有難うございました。
ご来場のお客様、出演者、会場のスタッフに感謝です。

私事もあり、企画開始は早々だったものの準備に手間取り、こうしたハコでの器と技量を問われた試練だったのか、とも思いつつ、各出演者の素晴らしいパフォーマンスはそれに対してあまりある、よい企画だったと思います。

この企画はいくつかの連鎖によって、立ち上がったものでした。
1.鳥を見た
彼らを自分の企画で出せないか?原宿JET ROBOTでのアコースティックセットでもいいが、高円寺Mission’sのような轟音で。
2.シベールの日曜日
同時期に知り合い(中川一郎さんや外道丸さん)から名前を聞いて気になって、YouTube検索、昨年の1回目にお客さんで坪内さんが来ていて、その後ShowBoatで実際観た。
3.
この二つのバンドに私の映像コンセプトではなく、普段は縛りだらけになっているVJ椿に好きなことをやらせてみたい
4.
この時点ではさらに割礼が浮かんではみたが、まだまだ自分の企画力でそれはどうだろうなどと煩悶
→まさか、その後、自分が宍戸さんと対バンになるとは思ってもみなかったし
5.壊れかけのテープレコーダーズ
ドラムの吉尾くんとは鎌倉カフェエチカでのUFO工房とのつながりだからかなり長い付き合いになる。
壊れかけの活動は彼のメールでも知っていたが、なかなか機会がなく観れてなかった。
※フジロックに彼らや対バンした撃鉄やさらに古い付き合いの春風堂のソウスケくんが参加する泰山に遊ぶが出演したのは最近の驚き
→害Tune企画に彼らが出ると言うことで、ようやく下北沢Threeで見ることが出来た。特にミディアムテンポの曲が好きになり、その辺の雰囲気を考え、上記3つのバンドを対バンさせたい、繋がりがあるようで無いなら、共通で繋がる自分がオファーすべきだ!(その時点ではまだ割礼も考えていた)
6.
それを呟いたことで、事は始まる。
→昨年のDo the Independenceで知り合ったKootownRecordsのくぅたさんに声を掛けてもらう。
大感謝!
場所は新大久保Earthdom、自主企画としては6、7倍のキャパのハコ
7.
上記3バンドの他に何をと考えていた。
黄金町Sound & Scape第四夜の鳥を見たのなかおちさとさんと異形人のレンカさんの「秒針零」にやられる。
私のなかおちさとファン熱、さらに高まると同時に、本企画第一夜の轟音セットによる再演案も浮上
→Vajuwajuは11月13日の江古田の企画に登場がそのあと決まる
こうなると、英語表記で無い出演者ということもあった。
→中川一郎さんとの3度目のタッグで自分の出演を決める。
タイトルを「光線劇場」と決める
8.
庭と波動(今はHADOU?)に声を掛けた。
庭は静岡のノイズユニット、昨年のこれまた害Tuneと私の共同企画の箱根ライヴで競演、声ノイズに圧倒された。
庭は本当はノイズ企画の際に呼ぼうと来年を目処に考えていたのだが、こうなったら贅沢に庭を!と声を掛けた。
浜松ルクレチアにも呼んでいただいた金属短波放送とも連なる東海道ラインの流れでもある
波動は前衛行為音楽祭、SeedMouthさんつながり、富山と東京で活躍、レイヴシーンでは及川禅さんとも繋がる(最近はDarklawさんとも繋がるから世間は狭い)。しかし、彼らはスプリットシングルリリース後、活動休止とのこと
→波動のハルタくんの$tinky-G soloは11月13日江古田フライングティーポットに出演決定
ラインアップが決まる。

そして、10月3日開演
以下、YouTube動画は三夜目から協力いただいている自主映画「話のつづき」の監督でもある御代田直樹監督。
彼の音楽的な流動性を持つ編集力ある動画に魅せられて、この企画では毎回お願いするようになった。

トップは庭

圧巻、ハコとの相性もあるが、この音の壁の凄まじさ、息もつかせぬ、最初から最後まで蠢き続ける、呻き続けるノイズの痛快さ。
これこそ音の酩酊への一撃に相応しい。
彼らがトップなんて本当に贅沢だと今こうして動画を見ても思う。
この日はギターのわっちさん参加の三人編成。
止まらない望月さんに、微動だにしない風情の藤井さんの画的にも好きなユニット。
この日、一番の評判を呼んだパフォーマンスでもあります。

続いて、中川一郎と直江実樹
昨年2月の鶯谷What’sUpでセッションライヴ、7月の自主企画で「中川一郎VS直江実樹」に続いてのセット


今こうして観ると外音とのバランスが映像からは把握しにくいところもあるが、中川さんは常にあの簡潔に完結したその場だけの音のスタイル、言葉のあり方だから、こちらはいかに仕掛けて溶け込むかということ
縋り付くのではなく
音の酩酊感は約束されていると思うので、その先へ、と船は進む、まさに、その感触、イメージ。
言葉は浮遊し、音は円環し、肉体は躍る、船は行く、そのイメージ。

壊れかけのテープレコーダーズ

面白いバランスのバンドだ。
リハから彼らの風情を見ていたが、音もキャラもわりとバラバラの個性で、その奇妙なバランスを保って、曲とバンドサウンドという共通項→ポップかつロックな音を提供している、スリルあるし、言葉とビートの躍動感のあり方が小気味よい。鳥を見たにしてもそうですが、言葉自体がバンドサウンドを形成していないとバンドの好さを見出せないので彼らの出演は嬉しかった。
→それは文学的とか言葉を大事に見せるとかではなく、言葉や声もバンドサウンドであるということ、なんですが、伝わるかしら。
バンドって面白いのだろうなとつくづく思いました。
彼ら的には、リハからその轟音に捲かれないように、と苦戦を強いらせてしまったみたいでしたが、見事でした。
コンボオルガンがいいですね。彼らの特徴と言っていいでしょう。
個人的にドラムの吉尾くんについて。
彼は面白いドラム奏者だと思っていて、背筋を伸ばし、上半身が客席に見える位置取り、女性的なジャストの音のあり方だと思っていました。今回気付いたけれどまるでブラシを叩くような感覚、つまり腕の振りに任せるスタイルではないのですね。本人はジャズのアプローチと言っていたけれど、8ビートという実は不文律なスタイルに4ビートのセンスと言えば、チャーリーワッツを思い出します、思い出してから、何か納得、そうしたセンスが一時音響系的な方面に耳が走っていたのも肯けます。
で、彼がいることも、このバンドを決定的な特色ともいえると思いました。

鳥を見た


この日の音取りに一番苦労していたようで、申し訳ないです。
それでも、リハも本番も時間きっちり、それであのステージですから、圧巻、さすが。
映像ではかなりヴォーカルが聴き辛いですが、客席ではもう少し聴こえていました。
劇場、激情、芳烈、その情念の熱を帯びた、漆黒のイメージを漂着させ、ゆらめき、瞬時に爆発する。
サラエボやNo.6(少し言葉が変遷しましたね!)といった御馴染みの曲では我を忘れます。
鳥を見たもバンドとしてバランスが面白いですが、山崎怠雅さんがベースで音を作っていくサウンドの要があって、いつ何時でもなかおちさとの音の彷徨・咆哮・芳香・砲口に立ち会えるというスタイル。百戦錬磨なドラムの東郷さん、バリトンサックスの浅野さんがいるからこそ、それがバンドサウンドとして成立する。これがジャズではなく、ロックのグルーヴを生み、鮮烈なイメージの残像を脳裏に刻み付けてくれる。それがバンドなんだな、何故か、エリックバードン&WARを思い出す、音は違うけれども。
中毒になる、まさにサイケデリックといえるバンドかもしれないです。
VJ椿もいい仕事、なかおさんのギターに映る画が心地よかった。

シベールの日曜日
→YouTube掲載はしばらくお待ちください
映像も込みでのバンドパフォーマンス、70年代後期のラリーズ状態です!と坪内さんから連絡をいただいていたが、勝手知ったるアースダムで、音のバランス、見えていました。
ここまで轟音だったっけぐらいに容赦ない音。
セカンドアルバムがリリースされたばかりで、わりとサイケ一直線なテンポではなく、飛び火しています。
結局、演奏は1時間超えましたね。
動画が暗めですが、アクシデントで1台のプロジェクターからしか映像が出なかったこともあります。
バンドの演奏はそれにあまりあるサイケ道を押し通した音像を響き続けてくれました。

これをもって、番外編の終演となります。
ありがとうございました。

動画撮影の御代田直樹監督にここで感謝!
いつも素晴らしい映像をありがとう。

8月末のアースダムでのソロ→渋さの野音→今回のイベント→富山での前衛行為音楽祭とスケジュール的な今年のヤマ場を終えた気がします。
正直疲れました(笑)
まだまだ、ここまでの企画をやる器・度量ではないと反省しつつも、精進していきます。

旅は続きます

次回、黄金町Sound & Scape 本編、第五夜は12月5日、黄金町スタジオ試聴室その2で開催
出演は
りょう(琴or三味線)+今井蒼泉(生け花)+ノブナガケン(per.)
変な米本(変なドレス+米本実)
寺田亮平(唄/Khoomei/ドシュプルール)+直江実樹(Radio)
です。
詳細は近日。

その前に
11月13日江古田フライングティーポットにて
「音の治療室2」
を開催
出演は
Vajuwaju
金属短波放送(大阪)
ガリノイズ
$tinky G solo(HADOU)

です。
これまた近日。

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