Archive for 2010年7月

第四夜、終了、USTおよびYouTubeのお知らせ

7月 26, 2010

7月11日、黄金町スタジオ内試聴室その2での自主企画「黄金町Sound & Scape 第四夜~Flag Under the Train」無事終了しました。

来ていただいた皆様、出演者の皆様、試聴室、本当に感謝です。
今回はオーガナイズのみで自分の出演はなし。
自分にとって一番ソロ的活動、この企画そのものがソロみたいなものだと思って挑んでいます。
それだけに、面白い出演者の組合せだったのではないかと思います。
当日のドキュメントとしてのUST映像(撮影協力:h.sasaki様)と御代田直樹監督によるYouTube作品という映像提供があります。
これをもって、第四夜完結です。
前者はあくまでドキュメント、中継としてのライヴ空間の提示。
そして後者は再構成による、ライヴ空間の再構築。
御代田監督の視点と映像空間が新たなライヴ空間を見せてくれています。

映像と共に振り返りたいと思います。

トップバッターは松岡亮主宰の変容ノイズユニットVELTZ PRODUCTの一形態「VELTZ/OR」。ホーンセクション5人とヴァイオリンによるドローンをメインにコンダクトされていく音、そして映像のコラボレート。
私が今年1月に江古田フライングティーポットで対バンした時にはこのドローンをミックスしていくスタイルでしたが、今回はコンダクトのみで、ヴァイオリン以外はノーエフェクト。シンプルな構図から、浮かび上がってくるイメージ。静かなるノイズのあり方だなと再認識した。前回のライヴでは少しヴァイオリンが聴こえないきらいがあったが、今回は素の音が活かされてヴァイオリンの響きがとても巧く調和しています。あと、やはり音も見栄えとしてもバリトンサックス浅野廣太郎の存在が大きい。


→現在、VELTZは12台のアナログテレビによるVELTZ/TV-ORを開始、更なる変容はまた、音の新たなる増殖を予感します。

続いて、二組目「秒針零(RENKA x なかおちさと)」

まずは、映像を

まず、この日、最高のパフォーマンスといっていいでしょう。
今回、ここまで、SeedMouthさん逝去という出来事があったが、なかおさんも入院したりもあって、今回危ぶまれてもいたのですが、前週の鳥を見たから見事復活して、間に合った。
秒針零、初のライヴは実に空間そのものと呼べる素晴らしいパフォーマンスでした。
今、こうしてYouTubeで振り返っても、あの瞬間瞬間を思い出す。
なかおさんの声、音、所作、それはライヴを観てきて判ってはいたのだけれど、RENKAさんが存在することで、より自由度を増しているというか、縦横無尽というか。やはり、日常の中にこの空間はないわけで、そこに観る側は埋没するという劇場的空間の祝祭的に、ある、という行為、表現そのものを突きつけられているような。
ちょっと、対バンで共演したいユニット、七針とかどうなんでしょう?
VJコンセプトは私、映像は撮影しようと思ったのけれど、時間的に都合つかず、椿くんにイメージを伝えて沢山用意していただいた。モノクロームの砂。砂の流動は時間であり、また、砂時計ではないけれど、いつでも零に帰するということで。砂のモノクロの映像は、シンプルにフラットなスクリーンのみを映し出す。おそらくそこに演者が浮かび上がるだろうと。

三組目は「坂本直(Chromasonus)+二宮直也」

こうして改めてみると、こんなに容赦の無いノイズだったのかと思わされます。
今回の企画のスタートはアンビエントノイズと映像のある空間からスタートしている。
→映像とパフォーマンスそのものの対バン→VELTZ/OR→声という絶対的な存在を見せてくれるなかおさん
この順番であった。
今回プロジェクターの位置というのがいろいろ試行せざるを得なくなり、試聴室のながやまさんのアイディアでこの位置に落ち着いた。
また、ラップトップからの映像の接続トラブルで、ラスト、坂本さんだけがステージに居て、二宮さんは客席で映像をオペレートしながら、効果的なボトムノイズを発信している。
おかげで、大人数→2人→1人というステージの展開も出来たので、視覚的には面白くなった。
アンビエントノイズというスタイルを標榜するということでは、坂本さんは同志である。
そうした形態の人を紹介したいというのがあった。
YouTubeは照明の関係で短いですが、USTではマルチチャンネルでステージ袖からの映像もみることが出来ました。

各アーティストUST

もう明日になってしまいました→黄金町Sound & Scape 第四夜もうあすに

7月 9, 2010

とうとう明日。我が指標のひとつSeed Mouth氏逝去という重大な出来事があり今回は準備に滞りが出てしまった。
前日となってしまったが、私なりの出演者紹介をしていきたい

7/11(日)
黄金町Sound & Scape 第四夜~Flag under the Train

開場:18:30 / 開演:19:00

Live@試聴室その2
http://cafe.taf.co.jp/live/
■料金:予約 1,500円+1drink(500円) / 当日 1,800円+1drink(500円)
→事前のご予約をおススメします。(Eメール、電話どちらでも受付けてます)

出演
Chromasonus + 二宮直也
秒針零(RENKA×なかおちさと)
VELTZ/OR

VJ(幕間+秒針零):椿+直江実樹

出演者紹介:
●坂本直(Chromasonus) + 二宮直也

坂本直(Chromasonus)(laptop/electronics/guitar)
http://www.chromasonus.net/
http://chromasonus.ithinkmusic.com

二宮直也(映像 / MAX Jitter)

→今回の企画は実は第三夜より早くスタートしている。映像をもパフォーマンスとして掲げる出演者による対バン。
その一つ目の出演者としてChromasonusさんこと坂本さんに声をかけることから、この第四夜は始まる。
彼との出会いはイレギュラーなことから始まる。mixiのコミュに「アンビエントノイズ」というのがある。ある時にそこの管理人が不在になっていたので、それを我がジャンルとして標榜もしているので、私が管理人になった。
それから、ある日、元の管理人ですがある事情でmixiを退会していたので、また管理人を譲ってもらえないかというメッセージが来た。
それがChromasonusさんだった。その後、SeedMouthさんと彼がコンタクトを取っていることも知る。
サイト等を見ると、「Soundscape」を標榜もしていた、しかもその活動はワールドワイドであったりして。
APIAでのジャパノイズ企画でお会いすることが出来た。彼はトリで伊藤まくさん、SeedMouth、りょうさんとのセットだった。
ダークアンビエントの雄SeedMouth、ラップトップノイズのまくさん(この時はピアノと唄でした)にChromasonusという顔合わせに目を見張った。その後YouTubeなどでいろいろとChromasonusサウンドに触れて、見えたのは、やはり空間だった。
実は空間を彩るにはラップトップはその後のミックス処理に長けていないとライヴとしては不利だということいつも思っていた。それだけに、ライヴ空間にアプローチする坂本さんの在り方に興味を持った。

アンビエントノイズ、サウンドスケープ。この提示。

だから、今回私が出演しないことも坂本さん出演の時点で大方決まっていた。
今回、二宮さんという気鋭の若い方とのコラボとなる。

●秒針零(RENKA×なかおちさと)

なかおちさと
http://www.sonimage.ne.jp/index.html

RENKA/レンカ
http://www.myspace.com/0kaerirenka

→このSound & Scapeという企画を始める時から、なかおちさと、という人は念頭にあった。もちろん常に横浜近隣在住の方に出て欲しいというのはあったが、何より1ファンとして。初邂逅は6年ほど前、及川禅さんプロデュースの「Tokyo Underground Art Archives」の恋川春町さんの客演だったはず。その後、溶鉱炉でもその圧倒的なパフォーマンスを目の当たりにした。ギター奏者というか、表現者として。そして何年かぶりに、その声と言葉の響きそのものを上大岡でのアコースティック弾語りで見て、実はそこから、私はなかおちさとファンになってしまった。
その後、リーダーバンド「見送りの日」ではバンドマンとして、声と言葉もロックとして見せ付けられた。声と言葉の響きそのものがバンドサウンドと一体化してパフォーマンスしている、こうして言葉上で書き連ねると当たり前のことのように思えるが、根幹が違えば、まず到達できないし、わかっていてもそう簡単に引き出せるものではない。今、それはよりコアなミュージシャンシップのバンド「鳥を見た」でさらに追求されている。
声という表現の空間性、音量制限のある試聴室という場所で、今回インストゥルメンタル演奏者の出演が二組決まった時点で、なかおさんの声の表現を送り込みたいと思った。そこで、なかおさんから、今、そうした声的な表現としての提示ならば、RENKAさんと始めた「秒針零」という新たなユニットではどうか、きっと期待に応えられる筈ですとの回答をいただいた、ソロ、異形人で活躍するRENKAさんとの組合せ、この出演が決まってから、胸躍っている。

●VELTZ/OR

http://www.vlzprodukt.com

→VELTZ主宰の松岡さんとの出会いは昨年。ふるたさん主宰の「日本春歌考」でご一緒した時、夏ぐらい。その時に、彼はベースで私は隣でラジオ、20人強の編成は凄まじかった(笑)その時にノイズを主にやっていて、HP見てください、と自己紹介いただいた。YouTubeに観る本体VELTZのミュージックコンクレート的なあり方は、映像も音像も実にフィジカルなコラージュノイズということ、これはツボである。ノンビートから生まれるビートのあり方においては、この第四夜は共通しているのではないか。それは、また私の考えるアンビエントノイズ、サウンドスケープ、そして空間としてのダンスミュージックに連なるものであると確信する。VELTZは変態していく、その一つがこのVELTZ/OR。これは今年頭の「私の考えるジャズ」主催のイベントで江古田のフライングティーポットで共演した。ヴァイオリンにホーンセクションをドローン主体の構成された即興で、その場でミックスしていく手法。音そのものをその場に提示してその空間に埋没するというのは、空間そのものが表現であるというとてもソリッドなスタンス。
何をどう見せるか、面白いか、こうしたことはBack To The Basicでありながら、実はそのものなのだ、ということを思い知らされたライヴでした。
これが1回だけではツマラナイということで、こうして再編。

●直江実樹(企画主宰)+椿
直江実樹
http://www.myspace.com/naoemiki
http://blog.goo.ne.jp/mikinaoe42_12
椿
http://www.youtube.com/user/vjtsubaki

■会 場 : 試聴室その2 ..
■住 所 : 横浜市中区黄金町2丁目7番地先 [アクセス]
      ●京浜急行電鉄黄金町駅下車、徒歩3分
      ●横浜市営地下鉄「阪東橋」駅下車 徒歩5分
      ※黄金スタジオは黄金町寄り高架下にあります。
■電 話 : 045-251-3979(12時~18時)
■メール: live@koganecho.net
http://cafe.taf.co.jp/live/

旗という視覚のコンセプトは、翻るとかプロパガンダの無常さとかあるのだが、Moonridersの「Dire Morons Tribune」というアルバムの鈴木博文の詞に白旗を掲げることでの訣別的な、非戦的挑戦的態度というかそういう絶対的な弱さの、強靭さみたいなものがあったりします。
今の時代、個人の呟きすら情報ですからね。もちろん、楽しみ方如何によってそれは有効にも無駄にもなりますが、それを無限の茨とは思わず、やり過ごして生きたいものです。

そんな、鈴木博文ソロ+武川雅寛ライヴがついこの日曜に同じ試聴室その2でありました。20年以上ぶりぐらいに博文ソロを観ることが出来ました、こんな偶然はきっとうまく転がるような気がします。

明日です。
是非、足をお運びください。