Topic4:第二夜のコンセプトとブッキング

黄金町スタジオ試聴室その2で、12月6日開催の「黄金町Sound & Scape」の第二夜は「水辺の室内楽」とタイトルしました。

<第二夜告知

もちろん、横浜の大岡川リバーサイドにあるということ、また、今回の会場の試聴室その2のある黄金町スタジオのガラス張りのオープンエアな雰囲気。

空気や風、水の流動性、まさにそのイメージそのものがフィールド音。

高架下なので、ダイレクトに京浜急行の音がするのも素敵だ。そうした擬似的さ、リアルさの中に聴く側、演奏する側が対峙して。

本当は、音の鳴る方向性を体感できていれば、ステージは、「そこ」にある必要がない。

音の波動のビロードが光を乱反射して、深く音を湛えていれば、そんな夢想の室内楽。

視覚としてそれは、硝子を隔てて、曖昧な、映像が演奏者を映し出し、また、境界線が滲み出してくるような。

前回のシネマジャック&ベティカフェもそうした、ガラス張りのウィンドウのような感覚と思いましたが、暗幕を使うことで、たった一枚で世界が変質・変容する、見世物小屋的な、鈴木慶一なら、壁一枚で地獄、どんとなら、隣で誰かこすってる、っていうような期待と想像の壁の向こうとしての音と映像の秘められた祝祭、まさに映画館のような、淫靡な色彩を放つことを想定していましたが、今回はより淡い、それでいて強固な「響き」を携えよう、差し出そうと思いました。

淡さと強固さ、ということで、ju seiの二人が咄嗟に浮かんだのです。これは、もう7月20日の第一夜開催手前から、試聴室その2でやるとすれば、彼らだと思っていました。→旧知ではありましたが、私の知っている彼らは、まだ、ポップ性とアヴァンギャルドを強く抱合しているものの、その淡さが微弱なかすかな美しさの黎明にあったように思います。

ところが、一昨年から、彼らに対して「強力」になったという評判を多方面から聞いて、それを早く確認したいと思ったのが、何よりの動機でした。CD「大群遊泳」を聴いて、まず思ったのは声。変化する声、器楽としての声。その変化の強みが、もともとバリエーションのあるサウンドとリフレクションを重ねて音を紡いでいるような。まさに、今回のコンセプトに連なるものだと確信しました。美しさはそこにあるだけではなく、解き放たれて変容して現出するものだということを、彼らの今のサウンドの培ってきた、獲得してきた濃密な時間を感じました。

浮遊感とビート、その音が空間に遊離・乖離する。また、そうしたイメージに合わさるように出会ったのが、タコの唐揚げでした。盟友・内藤コドモさんから、絶対見て欲しいと言われていて、今年吉祥寺フォースフロアにて、Vajuwajuのバリトンサックス奏者浅野廣太郎さんとの即興デュオ「滝山ズ」で対バンで初邂逅。その、緩さの中に微動だにしない、うねるベース+浮遊するテルミンギターのファンクイズムと輪ゴムギターも飛び出す諧謔性溢れる実験精神にしびれました。neco眠るやあふりらんぽに通ずる関西シーンの「楽しさ×愉しさ」的要素が東京にもあった!!と、ドラムにバスドラがないこともあり、彼らにまた、曖昧な空間の中に佇んで、音の場を共有したいと、出演をお願いしました。

サウンドそのものをまた近々、紹介します。本日はこの辺で。

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